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スペインへの旅5 トレド

プラド美術館見学後は、昼食のため、バスで繁華街に戻りました。



セラーノ通り。


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東京の銀座通りのよう、ブランドショップが並び、人々で賑わっていました。




人気ブランドのZARAの本店。日本ではザラとにごりますが、スペインではサラと呼ぶそうです。


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昼食に寄ったレストラン。



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チープなサンタさん、一年中飾られているのかな。





生ハムにパン。美味しかったです。



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午後は、町を散策しようと思っていましたが、トレド観光を勧められ、お天気もとてもよいので、オプションに参加することにしました。



バスでトレドへ。

トレドはマドリードの南約70㎞、1500年以上の歴史を持ち、中世ヨーロッパの面影を色濃く残す古都。

三方をタホ川に囲まれた花崗岩の高台の上に築かれた都市です。長い年月の間にこの川が作り上げた崖によって守られています。


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この大きな建物はアルカサル。11世紀にトレドを再征服したアルフォンソ6世が築いたのが始まりで、幾たびかの破壊と修復を経て現在の姿になりました。1936年の市民戦争ではフランコ軍が72日間籠城、現在は軍事博物館になっていて、たてこもった地下室などを見学できるそうです。


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高い塔は、カテドラル、フランス・ゴシック様式の大聖堂の鐘楼です。



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サン・マルティン橋を渡り、トレドの町へ入ります。


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細い路地が入り組む旧市街。


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イスラム風の扉。


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壁にサンタレオカディア教区と書かれています。扉の向こうに聖レオカディア教会があるようです。




イスラム教徒の建築様式とキリスト教徒の建築様式が融合したムデハル様式がトレドの建築物を見る一つの特徴です。



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高い石壁に囲まれた狭い石畳の路地を歩いていると、ツアーで行ったモロッコのフェスを思い出しました。



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でも、トレドはモロッコよりもずっときれい。建物の石壁も美しく、石畳の道もきれい。




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トレドは1561年に首都がマドリッドに移るまで、政治・経済の重要な拠点として繁栄しました。

トレドには先史時代から人々が住んでいて、町が建てられていました。ローマの領地になってからはトレトゥムとよばれ、州の中核都市の一つになりました。

ローマ帝国の崩壊後は,西ゴート族がスペインを征服し,トレドを首都にしました。

711年にイスラム教徒が侵入、西ゴート王国は滅亡し、8世紀から11世紀までイスラム教の時代、旧市街の狭い通りはその名残です。イスラム教徒は寛大にも、トレドでキリスト教文化とユダヤ教文化とムーア人の文化が共存することを許しました。

その後、レコンキスタが活性化し、1085年にはアルフォンソ6世がトレドを征服し、支配権が移ったにもかかわらず、これらの文化は数世紀にわたって共存し続けました。

トレドにある見事な歴史建造物の多くは中世期のものです。カトリック教徒である支配者はトレドを自国の首都とし、ユダヤ教徒の市民は手工芸や商売で手腕を発揮し、イスラム教徒の職人はその才能を建築に役立てました。それら三つの宗教の学者たちが翻訳学校で一緒に働き、12世紀から13世紀にかけて非常に多くの古い文献をラテン語やスペイン語に翻訳しました。それらの翻訳者のおかげで西洋人もアラビア文化の膨大な科学的知識を利用できるようになりました。

しかし、1492年レコンキスタが完了すると、宗教的に寛容な時期は終わりを迎え、ユダヤ人もイスラム教徒も改宗か追放かの選択を迫られました。




トレドは画家エル・グレコに愛され、後半生を送った街としても有名です。ここはエル・グレコの家。



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エル・グレコは16~17世紀に活躍した画家で、亡くなるまでの40年間を過ごした家の付近の廃墟を20世紀に侯爵が買い取って修復し、当時の家具や調度品で、アトリエや書斎を再現しているそうです。エル・グレコの作品も展示されています。

ちなみに、エル・グレコはギリシャのクレタ島出身でドメニコス・テオトコプーロスという名前。グレコはスペイン語でギリシャ人を意味し、男性定冠詞のエルがついた通称だそうです。






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「もし、1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け」といわれるそうですが、納得する美しい街でした。
今度は個人的に訪れ、もっとゆっくりと街歩きしたいと思います。






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