この間、じっさい忙しかったこともあるけれど、パソコンの前に座ることよりも、楽しいことがあったから。
その一つが、書。
我が子が小学生のころから、およそ20年習い続けているお習字教室の展覧会が4月に開催されました。
ここ蓮田市に、昨年秋にようやく設立された文化会館、ハストピアのギャラリー。
新しいから、会場は真っ白できれい。

案内のハガキや、この目録も私が印刷しました。それから展示会後に、しまうまプリントで冊子をつくり、それもとても好評でしたよ。
先生の作品。

“香”は数年前にイタリアで展示をされた作品、コーヒーで書いたそうです。
皆さんの作品は、それぞれとても頑張って書かれていて、どの作品も暖かい感じがして、とてもよかったです。
私の作品は、百人一首をちらしました。


“あさぼらけ ありあけのつきとみるまでに” “よしののさとに ふれるしらゆき”
“あまのはら ふりさけみればかすがなる” “みかさのやまに いでしつきかも”
このきりつぎの紙はとても高価なので、一枚で仕上げ。
その前の数か月間は、何度も何度も、限りなくこの和歌を書いていたので、臆することなく書くことができ、満足。
友人もきりつぎの綺麗な紙に百人一首を書き、屏風にちらしました。

綺麗でしょ!
“伊勢大輔 いにしへのならのみやこの八重さくら 今日九重ににほひぬるかな”
“後徳大寺左大臣 ほとときすなきつるかたをなかむれは たた有明の月そのこれる”
我が夫も、彼女の旦那様も、一言、『読めねえ』
かなは、読めなくてもよいのです、ただ美しいと思えば。
我が夫は、この美しさも、わからないだろうなぁ。
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