トルコへの旅⑨

トルコへの旅、5日目の昼食後、カイマルク地下都市を見学しました。

バスを降りて、土産物屋が並ぶ道を歩いて、入口に向かいます。


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さっそく内部に入ると、いくつもの部屋がアリの巣のように繋がっています。複雑に入り組んでいます。

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カッパドキアには多くの地下都市が存在するそうです。6~9世紀にこの地に住むキリスト教徒たちが、しばしば侵入してくるアラブ系民族の脅威から逃れるために造ったものとされています。普段は地上で生活し、敵が襲ってきたときにこの中に避難して、隠れ住んだと言われています。

地下都市のなかでも、カイマクルにある地下都市は、1960年代に偶然発見されたそうです。深さ65m・8階におよぶ巨大なもので、全体の構造はまだ把握されていませんが1万5000人が暮らせたといいます。公開されているのは地下4階まで。

外敵進入防止策として企画された迷路のような通路は狭いうえ急傾斜、更に天井が低く、万が一進入されても奥深くまでは侵攻できないような構造に設計されています。

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通路の要所には敵が侵入した際に通路を塞ぐための円形の巨大な石の扉が仕掛けられています。


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台所、穀物の貯蔵庫、ワインを作る穴などの生活環境も整っています。換気にも気を配り、排気口もつくられています。
 
また、この地下都市がいつ頃まで利用されたのかは不明ですが、内部からは家具類がいっさい見つかっていません、きれいに片づけられていました。そのため、ここで暮らしていた人々は、地上が安全になって隠れ住む必要がなくなったときに引っ越したのではないかと言われています。

若干、閉所恐怖症の私にとっては、ここは居心地悪かった。こんなところで迷子になって置いて行かれたらと、必死について歩きました。







再びバスに乗り、宿泊ホテルへ向います。

ピンク色の火山灰の大地。

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この日の宿泊ホテルは、洞窟ホテル。私は最初、とても大きな洞窟の中にホテルがあるのかと想像したのですが、そうではない、岩山に一部屋ずつ掘ってつくってあるのです。

部屋はこんな感じ。

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壁を削れば飾り棚ができるのよ。

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トルコの照明器具。いい感じ。

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このホテルの飼い猫なのか、野良なのか。このネコちゃんは翌日ものんびりとここらを歩き回っていました。

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この日は、オプションでセマー(旋回舞踊)ショーを見に行きました。


バスで会場まで連れて行ってもらいました、途中の景色です。

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ラクダ岩。

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小高い丘の上に、会場があり、そこでは民族舞踊などのショーも行われるそうです。
会場はそれほど広くなく、満席状態でした。


セマー舞踊とは、メヴレヴィー教団の修業僧が、独特の衣装で音楽に合わせてくるくると回転をし踊るという宗教行為の一種で、回転は宇宙の運行を表し、回転することで、神との一体を図るという祈りの手段だそうです。

セマーはメヴラーナ追悼祭として毎年12月10日から17日までコンヤで開催されますが、世界的にも有名な為、コンヤでの催しに行けない観光客のためにカッパドキアでは毎晩セマー舞踊が披露されています。


まず、演奏者とセマーゼン(=踊り手)が、しめやかに入場します。起立した詠い手が、お経のようなものをよく響く声で独唱します。その間、セマーゼン達は、瞑想しているかのように見えます。

演奏者は4名。クドゥム(打楽器)、吟詠する人、ネイ(たて笛)、レバーブ( 弦楽器 )。
ネイのソロ演奏に合わせて、セマーゼンが立ち上がり、少しずつ移動しながら、ゆっくりとお辞儀を繰り返す。 再び吟詠が始まると、セマーゼンが黒いコートを脱ぎ、いよいよ旋回が始まる。円筒形のツバのない帽子は墓石を、黒いコートは、“死”を意味し、コートを脱ぎ捨てることで、死の束縛からの脱却・解放を表現している。

胸の上で、両腕をクロスさせながら、ゆっくりと旋回を開始。 
腕は、一旦腰の辺りまで降ろされ、右手の平を上向き、左手の平は下に向けて広げ、旋回を繰り返す。

このポーズは、手の平が上向きにされた右手から、神の精神的な恵み(愛)を授かり、下向きにされた心臓に近い左手で、それを地上の人々に分け与えることを表わしているそうです。そして、繰り返し旋回することによって、無我の境地に入り、神との一体化を求めます。ラウンドスカートのような白い衣装の裾は、宇宙の広がりを表現しています。

波打つスカートの裾から、かるい足取り、絶え間なく繰り出されるステップが見えます。
それほど速くありませんが、一定の速さでただひたすら、まわり続ける。
首が少し傾いていて、セマーゼンの表情は気持ちよさげに、瞑想しているよう。

途中で何度か旋回を止めて、礼が行われ、またまわります。
一人、黒マントを着たままの人物が、セマーゼンの頭。他のセマーゼンとは違う、縁取りのある帽子を被っていました。最後まで黒いマントを脱がずに立っていました。

吟詠が始まり、セマーゼンがコートを羽織る。お祈りがあり、セレモニーは終了です。

この間は、撮影禁止。
セレモニー終了後に、写真タイムがあり撮影しました。


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これを見ている間、とにかく眠くなって眠くなって。音楽も吟詠している響きある声も、眠気を誘います。このCDやDVDを今度買い求めようかな、安眠効果抜群かもしれない。


ショーが終わり、ホテルへ帰るころは夕暮れ時。

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こんな美しい夕暮れ時は、ついぞ見たことがなかった。


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コメント

も~どれも素敵な写真ばかりで、目移りしそうでゅす~!トルコ、夕日の美しい国なんですね。
そして、昔のキリスト教徒の地下シェルターですか、カイマルク地下都市…アラブ系の人達は怖かったのですね~。ちょっと目を見張る凄まじい防壁の作り込みに当時のキリスト教徒の想像を絶する苦難の時代を感じました。
メヴレヴィー教団の修業僧達の旋回する踊りに星の公転・自転のようで神秘的だわとウットリです。あのホテルの回転ドアの飾り付けにも納得しました。(笑)
次回も楽しみでゅす。

2011/04/26 (Tue) 22:43 | かぶだよし #LWIOhipc | URL | 編集

トルコの自然風景は、空気がよいのか、とてもきれいな色で写ります。
カメラ好きのおじさんたちが、空気が良いところでの撮影のため、夜中から遠くまで出かけてゆくのが少し解りました。
何しろたくさん撮ったので、ブログにアップしながら整理しています、DVDするので、写真よかったらもらってください。

2011/04/27 (Wed) 10:59 | すずあき #NqNw5XB. | URL | 編集

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